最新オーディオ→オールド&レトロ→ビンテージ→アンティーク
最新オーディオとは現行で販売している、オーディオ製品の事ですよね
その製品の宣伝が無くなり、中古で取引されるようになると
オールド・オーディオ製品、
古いオーディオ製品となるのでしょうか
マークレビンソンなども現行品も有りますが、初期の物は
オールド・レビンソンとして区別しているようですね
オールドオーディオ、
古いオーディオは一般的にトランジスターの初期物あたりの製品でしょうかね
レトロ・オーディオ製品は、懐かしと感じれば何でもいいようですね
アナログ等の、レトロな新製品もあるようでまた違ったジャンルかな~
ビンテージ・オーディオ製品
一般的には真空管を使った1950年代から70年代のオーディオ製品でしょうか
そこそこ古くて魅力的な音色を奏で、しかも
歴史に名を遺すようなオーディオ機器でしょうかね
そしてアンティーク・オーディオですが
ビンテージやアンティークは明確な定義が有るそうで
アンティークの定義は、 「製造された時から100年を経過した府工芸品・工芸品・美術品」
中世ヨーロッパの美術品等が、アンティーク製品として取り扱われているそうです。
ヴィンテージとは、アンティークほどは古くないもの、100年に満たなくても価値のあるもの
だそうです
美術品や家具でも100年経って姿形が残っていればそれだけで価値があり
アンティークと呼ばれるそうですが
オーディオ製品は電化製品です、音が出るアンティークなオーディオ製品は
奇跡的と言ってもいい、プレミアムなアンティークが
アンティーク・オーディオ製品と言って良いでしょうね
いよいよ100年を経過したアンティーク・オーディオ製品の誕生ですね
1925年にはWE205D真空管が発売され、この真空管を使って
劇場等で拡声装置のアンプとして使われ始めました、
翌年の
1926年には、名器WE555Wが製造を始めています
WE555Wも来年はアンティーク・オーディオ製品の仲間入りですね
電気製品のアンティーク、これは本当に凄いことですね
絵画等の美術品や、家具等の調度品は見た目の美しさや、
希少性で「その物に」価値が出ると思いますが
オーディオは「製品その物価値」もさることながら
発する「音」に価値が生じます
ただし
私は古い製品が奏でる、古臭い音には価値が無いと思っています
それをただ懐かしむ趣味は否定しませんが
「アンティークな音に価値」があるとは思えません
ラジオの世界もアンティーク元年です
1925年(大正14年) 3月 1日 試験放送開始(芝浦放送所)
1925年 7月 本放送開始(JOAKのコール,東京愛宕山,出力1.5kW)
全受信者数は約5000人(国民の1割以下)、国産鉱石ラジオの価格30~50円(東京の新任教員の給料25円)、真空管式ラジオ 国産 70~300円,輸入高級品 2000円
だったそうです
今の金額に換算すると鉱石ラジオ30万~50万円、真空管ラジオ70万~300万円
高級輸入品は2千万円の金額になりますね
でもこの鉱石ラジオから流れる「音の音楽」にそれだけの価値はあるのでしょうか?
どんな酷い音でも、音が出ればその音に価値があるのかもしれません
オーディオ製品である以上、奏でる音が、「魅力的な音」である必要があります
ですから、アンティーク・オーディオ製品は難しいですね
製品の物よりも、奏でる音に価値が無ければ、単なるアンティークなガラクタだと思います
昔自分で作ったゲルマニュウム・ラジオから音が出た時は感動しましたが、
流れる音楽に感動はしませんでした、音だけ聴いて感動するのは難しいですね
ラジオから流れるのは古い音で、美術品芸術品と言えるような音では無いと思います
ビンテージオーディオと呼ばれるには
100年経ってなお、聴く人を魅了するサウンドを奏でなくてはならないと思います
音の美術品、音の芸術品として聴く人を魅了するのが
アンティークオーディオ製品ですよね
WE555Wを筆頭に、WEやLansing等の
「音の魅力を売っていた」時代の製品
これらの音響機器の奏でる音は本当に魅力があります
世界最初のコンプレッションドライバーでありながら
100年経ってもその魅力は褪せず、これを凌駕した製品はあったのでしょうか
音を今聞いても魅力的な価値のある音を奏でます
「アンティーク・オーディオ製品」とは単に古い、100年以上前の製品だけで無く
聴く人の心をに語りかける、心揺さぶり、感動を与える
そんな音を奏でるのが
アンティークオーディオだとおもっています^_^