な~んてことは、全くありませ~ん!
このタイトルに、「その通り!」
と頷いた方々は
音の未来を追求する、
そんなオーディオマニアとしては〇〇かもしれませんね
頷く方の多くは、我こそは正統派WEサウンドを奏でる者なり
と声高らかに、過去のWE権威者の言うがまま
何の疑問も抱かずに、WEと名が付く機器を揃えた
WEエンスー族では無いでしょうか
私のような、レプリカや改造品で音楽を楽しみ、ブログで語る者は
そんな正統派からクレームを書かれます
WE正統派の楽しみは否定はしません、
富裕層らしい、古臭い音ズレで響きの良いいWEサウンドを楽しんで下さい
・・・・・・、
しかし、確かにWE555Wとタンガーバルブの音の良さは否定はしませんが
ただWE555の魅力を最大限に引き出しているかと問われれば
少々疑問を感じます
タンガーバルブの音の良さは、何かを犠牲にした音の良さにも感じます
音の角が取れるから、鮮やかさが無い
音の角がまろやかだから、力強さを感じない
まろやかに聞き易いが鮮度が落ちているようにも感じる
だが聴いているとダイオードよりも、滑らか
セレンよりも艶がある
バッテリ―よりも広がりを感じる
のも確かです
なるほど、タンガーの音の良さとはいわゆる
「自然を感じる」音の良さと言って良いのではないだろうか
なぜ、タンガーが自然を感じて、音が良いとの評価になるのだろうか?
励磁スピーカーと励磁電源の音が良い関係についてちょっと考えてみます
まず、励磁の最大の弱点は
励磁コイルとボイスコイルの干渉にあると言われています
音楽信号の交流で動くボイスコイルと
直流で磁場を作る固定された励磁の二つのコイル
が干渉して音を濁すと教わりました
九州の大先輩はこれが嫌で、励磁を使うのを辞めたと仰っていました
この二つのコイルの干渉を防ぐことが励磁では大切なんです
励磁は良く「電源の音を聴くスピーカー」と言われますが
この干渉を防ぐのも電源が大きな役割しているようにも感じます
効率の良い電源よりも、内部抵抗の大きい非効率の電源の方が
干渉を防ぐと言う事なのかもしれません(私の考えです)
そういった意味では、タンガーバルブ等の内部抵抗の高い非効率的な電源が音が良いとされているのも頷けます
ダイオード等の特性の優れた内部抵抗の低い電源ほど
このボイスコイルの干渉の影響が出るのかもしれません
コイルの干渉は逆起電流も関係していると言われています
ボイスコイルの振動によって発生する逆起電力
これが励磁コイルに影響し、音質を悪くするとも聞いたことがあります
励磁電源が非力で、ボイスコイルの逆起電力に耐えられなくなると
励磁の磁場が乱れて音が悪くなるとのこと
なるほど~
ショットキーバリアダイオードやセレンはこの逆起耐圧に弱いとも聞きます
となると、やはり強力な直流電力を生み、内部抵抗の高い
水銀整流管やタンガーバルブは確かに有利なのですね
有利なのは良くわかりますが、やはりタンガーは「霧が掛かる」
「白くかすむ気がします」
ダイオードを聴いた後にセレンに戻すとその違いが良くわかります
スッキリ・クッキリのダイオードの魅力を活かして
逆起電力の干渉を防ぐには、大型のチョークコイルが有効だと思っています
今は、この電源がいちばん見通しの良い電源に感じています
他にも様々な電源を試していますが
セレンは低域用に響きの良い大型の物を使っているので、
高域用にはもう少し小さなセレンを使ったほうが良いのかもしれませんね
フィンの大きなセレンは音も大雑把に感じます(笑)
汎用のスイッチング電源にチョークコイルを使っても
まあまあ良いのですが
この電源の音はきつく硬いです
医療用等の高性能な電源ほど、あまりい音には
汎用電源で必要な電流と電圧があればそれで充分と言われる方は
ハッキリ言って魅惑の励磁スピーカーの魅力をまだ聴いてないのかと思います
もう一度、「励磁は電源の音を聴いている」
と言っても良いと思います
過去に囚われず、様々な電源を試して楽しみましょう
因みにいつもの事ですが、上記励磁電源理論は私の妄想ですから
専門家の方々クレームはお手柔らかにお願いします
追記
☆注、フィストレックスでは干渉は起きないとのクレームがありましたので、上記ブログはフィストレックス以外の励磁と訂正させて頂きます
フィストレックス関係者の皆様大変失礼致しました